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最後まで悩ませる「建具の色」選定する前に知っておきたい5つのポイント

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「あーーーっ、実物が見たい!」

床材やクロスのサンプルは小さくカットされています。小さな切れ端から内装の仕上がりをイメージするなんて、素人には難しすぎますよね。何度、実物をみたいと思ったことか…

展示場に行けば実物を見られます。全ての色の床材やクロスが展示場に置いてあればいいのですが、そういう訳にもいかず。展示場にあるのは、赤色のカップボード、レッドチェリーのフローリングなど、カタログ映えするインパクトのある色ばかりです。

そういった背景もあって最後の最後まで床やドアなどの建具の色に悩みました。

この記事では、建具の色を決める際に役に立ったアドバイスや体験して気付いたことを紹介します。

目次

1.床とドア(戸)で違う色を選ぶ人が多い

営業さんの話では、床とドア(戸)の建具の色は、違う色に分けて選択する施主さんが多いそうです。

たとえば、一条工務店のカタログをのぞいてて見ると、床とドアの色が違うパターンが多いです。何となく空間が締まりますね。

■ライトウォールナット + 赤 + 白
赤色のキッチン

■ビターウォールナット + 白
白とビターウォールナットの組み合わせ

そういえばネット上のWeb内覧会でも床とドアで違う色が多いような気がします。

2.展示場の建具と同じ組み合わせの色を選ぶ人が多い

建具の色に悩んだ挙げ句、最終的には展示場でみた建具と同じ組み合わせになる施主さんが多いと、担当営業さんから聞きました。

Amazonや楽天で買い物して、いざ手元に届くと「あれ!?なんか写真色が違う…」というような経験されたことありませんか?

建具の色も同じで実物を見ない選ぶと、完成したときに「あれ何か違う…」ということになりかねません。しかし家づくりはネットでの買い物と違ってやり直しはできません。カタログや写真だけで色を決めるのはリスクが高くとても勇気がいります。

そのため「実物を見て決めた!」という裏付けが重要になります。その結果、展示場と同じ建具の色の組み合わせで多くなるのではないでしょうか。

3.白系の建具やクロスを選ぶと部屋が広く見える

白色は空間を広くする

これは設計担当さんのアドバイスです。

以前、担当した施主さんに、開放感ある家を強く希望された方がいたそうです。その施主さんは間取りから壁を可能な限り取り払い、なおかつ、ドアとクロスなどの建具の色を白で統一しました。

設計さんも初めての試みだったようで完成が気になり、引き渡し前に現場に足を運んだそうです。プロの設計士の目から見ても図面以上に部屋の広さを感じたそうです。

ここからは裏話なのですが、室内があまりにも白すぎて、ドアの位置が非常に分かりづらかったそうです。「慣れれば問題ないでしょう」との話でしたが、その家の写真で見せてもらった限りでは、本当にどこがドアなのかちょっとした間違い探しでした。

4.リビングにボックス階段を設置するなら床の色と同色がおすすめ

階段のタイプは大きく分けて2種類のタイプがあります。

  • 最近流行のオープンステア
  • 昔ながらのボックスタイプ

これも設計さんからのアドバイスなのですが、リビングにボックスタイプの階段を設置するなら、階段と床は同じ色にしたほうが良いとのことでした。

理由は、ボックスタイプの階段の場合、階段と床が地続きになるためリビングから見える階段の色が、床と違う色になると違和感と感じる方が多いそうです。たしかに、リビングにはお客さんをお招きすることが多いので考えさせられたアドバイスでした。

一方で、オープンステアの場合は、階段そのものにインテリア的な要素があるので、階段と床が違う色の方がアクセントがあって印象が良いとのことです。

わが家はボックスタイプの階段を設置しました。設計担当さんのアドバイスを受けて、階段と床の色は同系色でそろえました。

5.家の雰囲気は床の色によって大きく変わる

間取りの設計していた頃、週末になると展示場巡りの旅に出ていました。あるハウスメーカーの展示場を見学していたときの話です。

1階の見学を終え、2階にあがった瞬間、不思議な違和感を感じました。なぜか2階の天井が妙に天井が低く感じたのです。案内してもらっていた営業さんに尋ねました。

「この展示場は、2階の天井が低いのですか?」

営業さんからの回答はもちろん「No」です。

疑っている顔に見えたのか、営業さんはメジャーを持ってきて天井の高さを目の前で測ってくれました。目盛りの指した値は間違いなく240cmの天井高でした。そりゃそうだ、展示場で規格外のことは基本やらないですもんね。

1階と2階で違っていたのは床の色でした。1階がライトウォールナット(白系)、2階がビターウォールナット(濃茶系)でした。

これは白系には開放感がある証拠ではないでしょうか。開放感があると部屋も明るく感じます。そういった要素もあって白系の床は天井を高く感じられるそうです。

だからといって「白」が良いという話ではないです。使い方だと思います。

濃い色の床なら開放感とは逆の落ち着いた雰囲気になります。寝室や子ども部屋を配置する2階の床を濃い色にするのも有りだと思います。ゆっくり眠れそうですし、落ち着いて勉強もできそうです。

おわりに

建具選びの5つのポイントを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

建具の色選びは大変です。でもこれは新築の注文住宅を建てる施主さん特権です。

素敵な家づくりになりますように!

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