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クロス選びにおける4つの後悔から学んだ5つのポイント

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住み始めてから5年が経過しました。新築とは言えない築年数です。この5年間を振り返ってみて、家づくりにおける最大の後悔はクロス(壁紙)です。

クロス選びで感じた4つの後悔から、クロス選びの歳に気をつけてもらいたい5つのポイントを紹介します。

今まさにクロス選び真っ只中の方、少しだけお時間をください。

目次

1.強度の弱いクロスを選んでしまった

わが家のクロスは場所によってボロボロです。

特に階段の降り口の壁は、手すり代わりに触ってしまうため角がすり減っています。

階段のクラス 角が剥げた

また娘が癖で頻繁に触る壁はひどい有り様です。

こどもがクロスにいたずら

Amazonや楽天のダンボールを片付けているときに、勢い余って壁に触れただけでクロスがめくれました。下の写真は、糊で自力修復したのですが、やっぱり目立ちます。

クロスを糊で補修した跡

当初は、傷を発見するたびに凹みましたが、最近では諦めに近い境地で見て見ぬ振りです。

クロスの違いは「デザイン」だけではない

クロスを選ぶときは、強度や耐久性にも意識を傾けて下さい。

「強度なんて、どれもそれほど変わらないでしょ」

「違いなんてデザインだけでしょ」

そう思った方、それは、とんでもない思い込みです。なぜならわが家は「その思い込み」で失敗したからです。

クロスを選ぶとき、一応、傷に強いという触れ込みのクロスを選びました。でも深く考えずに、ハウスメーカーの標準クロスから選んでしまいました。

標準クロスが悪いわけではないです。安くて良い製品が並んでいると思います。でもそれは安いなりに良い製品なのです。

クロスで予算調整してはいけない

家づくりは予算との戦いです。しかし予算を意識しすぎた結果、コストダウンのためにハウスメーカー標準の製品を選んで失敗しました。先ほど紹介した写真有り様です。追加費用を払ってでも一流のクロスに触れてから検討するべきでした。

最終的に安いクロスを選んだとしても、その違いを知った上での選択なら諦めがつきますが、知らずに選んだ場合は後悔しかありません。

クロスは、住んでいる人間が一番触れる部分です。だからこそ、勝手な思い込みでクロスの性能を軽視せずに、もっと慎重に検討すべきだったと後悔しています。

クロス選びの際は安易な予算調整は避けてください。

2.クロスを統一しすぎた

明るい家を目指していたので、わが家のクロスは白一色です。わが家には大きな吹き抜けのリビングがあります。また吹き抜けに繋がる2階もすべて同じクロスで統一しました。

新築1年点検のときにいらしたハウスメーカーの方が、「全面、同じクロスだと貼り替えるとき費用かさみそうですね」とボソッとはいたひと言がに引っかかりました。言われて見ればそうなのです。

クロスを一種類に統一しているため、「傷んだクロスだけ張り替え」「色あせたクロスだけ貼り替え」といったことが難しいのです。経年劣化したクロスは色があせてしまうので一部だけ張り替えすると、その部分だけが目立ってしまうからです。

そうなると全面交換を余儀なくされるので、費用が加算でしまいます。

張り替え時の費用の覚悟も必要

生活していて「汚れそうだな」「傷が付きそうだな」という壁は、なんとなく予測できると思います。心配のある壁は、一面だけ貼り替えても目立たなくするために、その部分のクロスはアクセントカラー採用するなど工夫してみてはどうでしょうか。

新築時の見た目だけでなく、クロスの貼り替えも意識すると、想像していなかったクロスのプランが思い浮かんでくるかも知れませんね。

3.凹凸の多いクロスを選んでしまった

クロスのデザインを構成する要素に「色」と「柄」があります。

色は部屋を明るく見せたくて白色を選びました。そのため柄は色でだすのでなく立体感で表現するタイプのクロスを選びました。いわゆる凹凸が多いタイプです。

クロスの凹凸は継ぎ目が目立つ

凹凸が多かったり激しかったりするとクロスを部分的に補修したときに、張り替え部分の境界線が目立ちます。この凹凸を全て揃えて目立たなくするのは、腕の良いクロス職人さんでないと難しいようです。

間接照明を設置する壁には注意が必要

間接照明を考えている壁があるようでしたら、その明かりを照らす壁のクロスも継ぎ目が目立たないタイプを選ぶようにしましょう。

昨今、間接照明が流行ってきています。昔なら気が付かなかったであろう補修の跡が浮かび上がってくるそうです。間接照明は職人泣かせだと苦笑いしてました。

間接照明を設置する壁があるなら、極力凹凸のないクロスを選びましょう。

4.手抜き職人を見破れなかった

わが家のクロスを施工してくれた職人さん腕は良かったのですが、性格に問題がありました。

見えない部分の手抜きが激しかったです。たとえば、照明器具を取り外すとクロスがない箇所があったり、エアコンの裏も三角のような形でクロスが切れていたり、WICの棚の上付近の見えない部分にクロスが破けていたりと散々でした。

極めつけに1年経過で、クロスに飛び散っていた糊が変色しだしたりして、泣けてきました。ハウスメーカーに補修をお願いすると、その手抜き職人さんがやってきて、ふてくされながら補修していました。

さすがに我慢の限界を迎えてしまい、職人さんの交代をハウスメーカーにお願いしました。

クロス職人の腕の差は大きい

交代で来てくれた職人さんは、○○地区で一番と呼び声のある方だったらしく、会うなり「気になる箇所は全部なおしましょう!」と言ってくれました。

間接照明を設置した壁であっても、そこに傷があることを知っていなければバレないレベルまで補修してくれました。

同じクロス職人さんでも「これほどのレベル差があるのか」と正直驚きました。もっと早くから交代をお願いしていれば良かったと後悔です。

クロス選びのポイント

ここまでの話をまとめると、クロス選びで後悔しないポイントは5つです。

クロス選びで後悔しないポイント

1. クロスはデザインだけではない
2. クロスで予算調整してはいけない
3. クロスは統一しない
4. クロスの凹凸はなるべく抑える
5. クロス職人に疑問を感じるなら早めに交代

クロスを選びは、設計の終盤ということもあって気が抜けがちです。しかしクロスは日常生活で一番触れる場所でもあるので、その検討作業は重要です。素敵な家づくりまでゴール目前です。頑張ってください。

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