はじめて住宅展示場は緊張するものです。
家は人生で最大の買い物です。「よし、買おう!」と簡単に決心できるものではありません。
一度訪問してしまうと勧誘がしつこいのでは?
いろいろ個人情報を収集される?
どんなことを聞かれるのだろう?
知らないことばかりで不安が尽きません。緊張は不安から来るものだと思います。少しでも不安を取り除いてもらえればと、住宅展示場の入場から退場までの流れのポイントを紹介します。
1.住宅展示場の玄関で「運命の出会い」
住宅展示場の玄関に入ると、すぐに営業さんが現れます。すぐに出てこられる理由は、玄関にセンサー式のチャイムとカメラが設置されているからです。決して野生の嗅覚で営業が現れるわけではないです。そんなガツガツした営業は嫌ですし。
ひとつ大事なことをお話します。
ここで最初に応対してくれる営業さんが「担当営業」になります。正確に言うと次項で紹介するアンケートを記入した時点で確定します。
家づくりでは営業さんの力量が満足度にダイレクトに影響します。優秀な営業さんと出会いたいものです。週末の午前中に展示場に訪問すると店長さんや売上一位の営業マンから順に応対する可能性が高いそうです。理由はできる営業マンから順にお客さんが割り当てるからです。
2.アンケートの記入

住宅展示場を見学する前に玄関先でアンケートの記入をお願いされます(ハウスメーカーによっては見学の途中にお願いされるケースも)
アンケートとは名ばかりで個人情報や年収なども聞かれ、かなり突っ込んだ内容になっています。どのハウスメーカーでも似たような内容です。代表的なアンケートの項目は下記です。
- 氏名
- 住所
- 職業
- 年収
- 頭金
- 土地の有無
- 建設希望地
- 建設希望金額
- 建設希望時期
アンケートに年収が必要なの?と抵抗を感じる方が多いはずです。年収はどのハウスメーカーでも尋ねられます。それほど、家づくりにおいて「お金」は大事なのです。
仮に年収を適当に応えてしまうと、ハウスメーカーから提示される提案の内容に悪い影響を与えます。これは施主にとってもハウスメーカーにとっても無駄なことになります。また適当に嘘をついても、後にある「住宅ローンの事前審査」のときにバレますので、嘘をつくなら答えない方が無難です。
前項でも触れましたが、アンケートを提出した営業さんが担当営業となります。軽く雑談してみて「この人合わないかも」という嫌な予感があれば、上手く話をごまかして別の日に改めて訪問するもありです。住宅展示場の訪問において、アンケートは家づくりの分岐点でもあります。
3.営業さんとマンツーマンで住宅展示場を見学
住宅展示場では営業さんとマンツーマンでの行動となります。営業さんに付き添われながら各部屋をまわります。独自の施工や強みを踏まえて解説してくれますので、ハウスメーカーの特色や雰囲気を感じるのに丁度良いです。
注意点が一つあります。
ハウジングパーク内に建ち並ぶ展示場は、どのハウスメーカーも6,000万を超える豪邸ばかりです。これから自分たちの建てる家に比べると立派すぎて、いざ間取りの検討に入ってガッカリすることがないように気を付けましょう。
4.雑談タイムで腹の探り合い

一通り部屋を見終わるとソファに座って雑談タイムです。ここからは営業さんのハイパーセールスタイムです。ある意味、営業と施主の腹の探り合いです。
期間限定キャンペーンの紹介などされますが、この時点では聞き流して問題ないです。仮に紹介されたキャンペーンが終わって、また新たなキャンペーンが始まります。年中やっているのと変わりません。
最後に大事なポイントとなります。
今後の連絡手段は必ず伝えておきましょう。
ガツガツした営業は、早ければ翌日に自宅までやってきます。電話や訪問が困る人はしっかりと伝えておきましょう。この時点で好印象を持ったのであれば、入居宅訪問や宿泊体験棟の見学をお願いしましょう。やはり、家づくりでは現実的な大きさの家を見学するのが一番役に立ちます。
おわりに
どこのハウスメーカーも似たような流れです。この記事を読まれた方はアンケートの年収や頭金といった内容で驚くことはないはずです。営業さんのペースに飲まれないように気を付けてくださいね。
ではでは。