POPOLOGです。昨晩、我が家のアイドルのチビちゃんが座布団につまずきテーブルに顔面ダイブ!さすがに焦りました。今朝は元気に飛び跳ねていたので一安心です。
上棟を見学しているときに監督さんから「気密測定のお誘い」がありました。一生に一度のこと年休上等!で気密測定に参戦してきました。
いつ頃やるの?
気密測定は上棟後、1~2週間後に計画されます。一条工務店を信頼していますが、やはり自分の目でみたい検査であります。検査の時間は短くて1時間程度、長いときは一日かかりになることもあるそうです。測定作業は監督さん、棟梁さんで行います。
一条工務店には気密基準があります。「0.7cm²/m²」です。数値で言われてもピンとこないですよね。だいたい、はがき一枚分になるそうです。国で定めた高気密住宅の定義は「2.0cm²/m²」となっており3倍相当の数値です。高気密を売りにしているだけあります。
高気密を謳っていても実際に測定するメーカーは多くはないようです。施主まで招待して気密検査を実施する一条工務店には、それだけ自信があるということでしょうね。
棟梁さんが一番緊張する瞬間!
「上棟が終わっても気密測定が終わらないとホッとできない!」と棟梁さんが言っていたのですが、確かに結果が出るまでは終始緊張した顔をされてました。気密測定は一番緊張する瞬間だそうです。
棟梁さんから聞いたのですが、「吹き抜けがある家は若干不利」なようで、上棟の時のコーキング作業には気を張るそうです。
コーキング作業については「上棟の見どころランキング」の1位に輝いた作業です!
監督さんから裏話なのですが、上棟では、コーキング剤は余裕を見て2本用意されているらしいのですが、我が家の場合、棟梁さん気を張りすぎて2本では足らなくなって3本目を急遽準備したそうです!
ありがたやー、ありがたやー。
ポチッと押されて、ありがたやー(o_ _)o
[blogmi]
便乗してすみません。
気密測定ってどうやるの?
さて、気密測定ってどうやって測るのでしょう?当日、監督さんが丁寧に解説してくれました。
気密測定器を使って屋内の空気を屋外に追い出します。その時の「風量」と「屋内と屋外の気圧差」から気密を求めるそうです。
隙間風が通るような家だと、隙間が大きいため屋内の空気を追い出しても同じ量の空気が隙間から流れ込んでくるので気圧差に変化がでません。
i-Smartのような高気密の家の場合、隙間が小さいため屋外に追い出す空気に対して屋内に流れ込んでくる空気の量が少ないため、屋内の気圧がさがり気圧差が発生します。
仕組み自体はへーぇといった感じですが、取得した値から難しい計算式(ベルヌーイの定理?)を用いてゴニョゴニョすると「隙間の面積」を求まるそうです。
気密測定器もピンキリで安い物だと、測定したデータを事務所に持ち帰ってパソコンで計算する必要があるようです。そうなると人間の手が入る余地があり改ざんの恐れがないとは言い切れません。
その点、一条工務店で使っている気密測定器は高価な部類の装置のため、その場で結果が出るので安心です。
測定前の準備
玄関タイルが張られていないためドア枠の間はウレタンやコーキングで隙間を埋めます。ウレタンはあくまでも一時的な処置です。玄関タイル施工時にウレタンは剥がされ、しっかり施工されます。
またキッチンの換気扇のダクトはビニールで暫定的に密閉されてました。他にも床の土台の隙間などはテープでしっかり塞がれていました。
いよいよ気密測定装置の登場!
一条ブログでよく見かける例の「バズーカみたいな装置」です。その名も「気密測定器」、何のひねりもない名前ですね。記念に写真を撮ったのですが興奮で手ぶれしてます。
この装置は窓枠に貼り付けたビニールに穴を開けて先が外に出るように設置してありました。
測定開始!
最初にお話ししましたが一条工務店の気密基準は「0.7cm²/m²」です。測定は3回行われます。3回とも基準内に収まるまで
隙間探しと測定が延々と繰り返されます。
記念すべき最初の結果は「1.0²/m²」。監督さんと棟梁さんの顔色が曇りました。長くなりそうな予感。
測定当日は雪が降っており家の中とはいえ寒い!我が家のアイドルのチビちゃんは抱っこひもでPOPOLOGの懐で快眠中ですが、いつまでもこの寒さの中では心配。暗雲が立ち込め始めました。
監督さんのゴッドハンド炸裂!!
この苦境をどのようにして乗り越えるのだろうか。と静かに見守っていたその時です!監督さんと棟梁さんが気密測定器を動かし、両腕を上げ手のひらを広げて歩き始めました・・・
そうです!「手のひらで空気の流れを感じ取る戦法」です。この原始的な方法が切り札のようです。
10分くらい経ったでしょうか・・・
2階で隙間を感じていた監督さんから「ここがスースーする!」という一声!すぐさま棟梁さんが駆けつけます。二人の視線の先には「天井点検口」がありました。
天井点検口の蓋はしっかりと閉じられているようです。棟梁さんが天井点検口から昇り確認すると、天井裏にある気密蓋が開いた状態だったそうです。恐らく電気業者さんが閉め忘れたのだろうとのことでした。
あまりの寒さと安堵感から気密蓋の詳細を聞き忘れました。今となっては謎の物体です・・・
あっさり目標クリア!
天井裏の気密蓋を閉めて再度チャレンジすると「0.7cm²/m²」が3連続で出ました。あっさり目標をクリアです。すぐさま撤収準備が開始されました!
「基準ぎりぎりなので、もう少し記録を狙いたい!」
そんな施主の雰囲気を察したのか、監督さんから「この後、工程が進んでいくと石膏ボードを張ったり床材を張ったりするので、最終的には今よりも気密度は高くなるだろう」とのお話がありました。最近なかなか鋭い気の使いようです!ありがとうございます。
おわりに
皆さんの気密測定結果はどうでしたでしょうか。基準を大きく超えた方はいらっしゃいますか?
これからの方は楽しみですね。運が悪いと長時間かかることがあるらしいので、ちょっとした覚悟が必要です!
「私もゴッドハンド見たよ!」「少しでも基準を超えたいぜ!」という方はポチッとお願いします(o_ _)o
ではでは。
うちでは、最初は2・0が出てがっかりです。
これが一条の「家は性能」かと思いました。
その後が信じられません。いたるところを目張り
しはじめました。お風呂の扉をマスキングして
0・7出ました。
匿名さん、こんばんは。
気密測定検査お疲れ様でした。最初が2.0だとかなり心配されたのではないでしょうか。
最終的には基準値に入ったようで安心ですね(^_^)v
うちの場合、お風呂の扉のマスキングはなかったような・・・もしかしたら排水溝を直接ふさいでいたのかもしれませんね。