2014年の記録的な大雪の話です。数日間降り続いた雪が一段落つき、太陽の陽気を暖かく感じてホッとした直後、「どーん!」「どどーーん!!」と物騒な物音が…。防音性の高いi-Smartですが、家の中に大きな音が響きました。
音の発生源は、屋根から雪崩のように落ちてきた雪でした。朝から何度となく鳴り響く音に落ち着かない一日を過ごした記憶が今でも鮮明に覚えています。
太陽光パネルの屋根に「雪止め」は必要か?
一条工務店では雪止めはオプション品です。
わが家は豪雪地ではありませんが、1年間に3〜4回はまとまった雪が降り積もる地域ですが提案はありませんでした。また、雪止めを一条工務店から提案されたという話も聞いたことがないです。(豪雪地なら最初から提案されるのかも知れません)
引き渡し1カ月前に、くりきちさんの「着手承諾後だけど聞いてみた」の記事を読んで初めて「雪止め」の存在に気が付きました。
そのことを監督さんに相談したところ、落雪位置が自宅の庭になるお宅では、発電量を重視するために雪止めを設置しないことが多いようです。さすがにお隣の庭に落雪しちゃうと大問題ですし、発電量がなんてことは言ってられませんよね。
設計さん、営業さんの見解も「太陽光発電を優先させたほうが良い」という見解でそろっていました。
実際に住んでみて感じたのは「太陽光パネルは普通の屋根以上に雪が滑り落ちる」と言うことです。
太陽光パネルからの落雪は半端ない!もはや雪崩…
これが落雪現場の写真です。たまたま落雪の瞬間を見ることができたのですが、太陽光パネルは滑りやすいせいか、まるで雪崩のように次から次へと落下してきました。

落雪のたびに隙を見てウッドデッキの上を除雪です。 除雪しておかないと次の雪が落ちてきて、窓ガラスを割ってしまう恐れがあるからです。

除雪が終わっても、次の雪がメダルゲームのようにスタンバってます。気温が上がってくる昼ごろには、屋根の雪が断続的に落ちてきました。

落雪音の大きさにウッドデッキがが折れてしまうのではないかと心配になりました。近隣の家では、落雪によって車庫の屋根もろとも車の屋根に落ちてきてました。しかも、買って2カ月の新車ですよ…
一条工務店のウッドデッキに興味のある方はこちらの記事も併せてどうぞ。

ベランダに軒があっても雪止めがないと…
なーなさんやsolaさんのお宅でも雪止めがないようで、軒がバルコニーを完全に覆っていないためバルコニーに雪が落雪してしまうようです。どうしても日当たりのより南側にバルコニーを持っていきたいので仕方がないですよね。
雪止めを設置すると効果絶大のようです。おにくさんのブログで効果が報告されていました。
「発電効率」より「雪止め」を選びたい
落雪の瞬間を目の当たりにして「これ直撃したら間違いなく死ねる・・・」って心から恐怖しました。雪が降った後は、南側の庭は立ち入り禁止区域に指定しています。子どもにもキツく伝えてはいますが不安です。
太陽光パネルの屋根は、南側に片流れで設置されます。そのため家屋の屋根の雪がすべて南側に落雪します。その量は尋常ではありません。雪かきも大変です。雪の捨て場にも困ります。
太陽光パネルの落雪を体験した今であれば、「雪止めの設置」を選びます。
怪我してからでは遅いですし、それよりも除雪の労働力を考えると発電効率なんて屁です…
おわりに
新築引き渡しの初年度に経験した「記録的な大雪」は忘れることのできない思い出になりそうです。そうそうバルコニーの雪かきもしました。本当に貴重な体験です…

それにしても雪止めの設置は、太陽光パネルの設置を検討する施主にとっては、悩ましい選択になりそうですね。
ではでは。