もう一度、家を建てる機会があるなら次も間違いなく「全館床暖房の家」を建てます!
実際に1年半以上住んでいますが自信を持って言えます。他の暖房器具での生活には戻れません。今回は全館床暖房のメリットに迫ります。
1.いつでも暖かい

「いつでも」暖かい、「24時間」暖かいのです。
早起きしても、外出先から帰宅しても。アントニオ猪木氏のセリフを借りれば「いつ何時でも暖かい。だぁーーーっ!」なのです。なんだそりゃ。
全館床暖房に対する有名な質問として「全館床暖房の家には羽毛布団は必要ですか」という問いがあります。
回答は、毛布は要りません。真冬でも毛布だけで寝てます。寒くないです。ちなみに妻は毛布なしで羽毛布団だけで寝てます。布団がないと寝た気がしないそうです…
真冬の起床と同じくらい嬉しいことがあります。それは朝に着替える服が冷たくないことです。石油ファンヒーターの前の陣取り合戦もありません。なおかつ、着替える服も冷たくないです。
借家に暮らしていた頃では想像のできなかった夢の世界です。
2.どこでも暖かい
「この家暖かい!」
来客される方のほとんどが玄関に入ってすぐに驚かれます。
土間にも床暖房
寒冷地仕様で土間にも床暖房が設置されているので余計にそう感じるのかもしれません。
土間への全館床暖房の設置工事は下記を参照ください。
– えっ!?基礎工事中に玄関の床暖房が設置されたの巻
暖かいとはいえ、玄関は他の部屋と比べると気温は低めです。そのため玄関ホールとリビングの間の戸は締めています。
気温が低い理由としてはサーミスタの設置場所がリビング側にある和室と共有していることが大きいです。全空間を同じ気温を目指すなら間取り設計時にサーミスタの位置を検討しておく必要がありそうです。施主側から指摘しないと設計士から説明がない場合が多いので注意が必要です。
浴室も暖かい
浴室暖房はありませんが浴室も暖かいです!お風呂と脱衣所に寒暖差が少ないです。ですので、湯気が少なく浴室の天井に水滴で一杯になることはありません。カビの心配がなくお掃除が楽です。
吹き抜けも暖かい
当初「吹き抜けは寒いのでは?」と心配していました。実際に住んでみての感想は決して寒くはないです。吹き抜けから寒い空気が落ちてくる場合は、床暖房の設定温度を上げると気にならなくなります。目安としては室内が23度になるように設定しています。
2階からの冷気より吹き抜け窓の冷気の心配が必要です。窓が大きいと冷気も多くなります。ハニカムシェードを締めておけば気にならないのですが、逆に締め切ることによって結露が気になります。どちらを取るか?究極の選択になります。
3.春のような暖かさ

全館床暖房は「音もない、風もない、自然の暖かさを感じる家」なのです。
施主ブロガーの皆さんが口をそろえたようにいうのが『春のような暖かさ』、まさにその通りです。床暖房と言えば部分的な床暖房をイメージされる方がいますが、全くの別物です。この暖かさを一度体験してしまうと、やみつきです。
おわりに
今回は全館床暖房の良い面にスポットライトを当てました。
次回は一転して全館床暖房のデメリットに注目します。
ではでは。