火災保険

地震保険の内容や補償は、加入する保険会社によって違う?

どの地域に住んでいても地震が心配な世の中になってきました。地震保険の付帯率も年々上昇傾向で、2014年度の調査では59.3%になり、5人に3人は加入しています。

注目度が高くなってきている地震保険ですが、保険会社によって補償内容や特典が違うのでしょうか?

加入先の保険会社によって補償内容は変わらない

地震保険は関東大震災、新潟地震の経験から社会的要望が高まり1966年に誕生しました。保険会社だけでなく政府も保険金の支払い義務を負う制度になっています。

いわば、地震保険の後ろ盾は政府です。そのため政府と損保会社が共同で運営していることから、地震保険は、加入先の保険会社によって補償内容が変わることはありませんし、保険料も同じなのです。

また契約者が支払った地震保険料は、保険会社の必要経費を除いて全額が将来の保険金支払いのための積立金となりるため、保険会社の利益になることはありません。

保険会社によって被害の判定が変わることはないのか?

gimon

地震保険は、どの保険会社で加入しても補償内容が同じなのは分かったけど、被害の判定のときに差が出るんじゃないの?という心配があります。

出来れば被害の判定が甘いところが良いですし…

被害の判定基準は、地震保険を作るときに当然、議論になってたそうです。そこで、被害の調査や判定の基準はマニュアル化されました。

しかし、人が判定するので交渉次第では結果が変わることもあるようです。

そうはいっても判定する人によって差が出るのは問題です。そこで判定に疑問がある場合は、保険会社に再鑑定を依頼する制度もあります。出来る限り平等に判定する仕組みはあるようです。

おわりに

ここまでの話を簡単にまとめますと、

  • 保険会社によって補償内容や保険金額に差は無い
  • 被害の判定基準はマニュアル化されており平等を保つ仕組みがある

地震保険に加入するときに、保険会社によって選べるオプションがあるわけではありませんので、地震保険はどこの保険会社で加入しても同じと考えて良いです。

「地震保険はどこの保険会社での加入が得なのか」は、検討する必要はありませんが、火災保険については各保険会社によって、分野の得手・不得手が違うため、オプションの選び方によって保険金額の差が大きいです。

そのため、火災保険は一社だけではなく複数の保険会社で検討する必要があります。その結果、火災保険にかかる費用を抑えられます。

ではでは。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください