全館床暖房の家では年に一度、家の中を流れる不凍液の点検が必要です。全館床暖房の不凍液は人間でいう血液と同じです。定期的に検査して維持する必要があります。
一条工務店では引き渡しのときに不凍液の交換マニュアルが配布されます。そのマニュアルをもとに入居二年目にはじめての点検を行いました。
若干マニュアルと違う部分があり戸惑うことはありましたが、ドライバー1本あれば誰にでもできる簡単な作業でした。
不凍液の点検と補充方法
全館床暖房の室外機が家の裏側にあります。マジマジと見て触ったのは今回が初めてでした。エアコンの室外機と比べると厚みがあります。

「補給口の位置」がマニュアルと違っていて出鼻をくじかれました。我が家の室外機は下の写真のように右奥にありました。ネジで留めてあるフタの部分です。ネジを外すにはプラスドライバーが必要です。

ネジを外してフタを開けると黒色のキャップがあります。このキャップを外すと補給口を確認できるようになります。

補給口から赤い液体の表面が確認できました。不凍液はほとんど蒸発していないようです。

今年で床暖房の稼働が3シーズン目に突入です。実質の稼働は1シーズンと2か月程度です。この程度の使用期間では不凍液の蒸発は微々たるものなのでしょうか。念のため少しだけ補給して補給口の周りをキレイに拭いておきました。
不凍液を補給したので、若干水位が上がっています。

不凍液の補充タイミングはいつ頃?
あまりにも不凍液が減っていなかったので、一条工務店の施主ブロガーさんの記事を探してみました。
ひよこぐまさんの記事のコメント欄に一条施主さんのアドバイスがありました。どうやら、不凍液の交換はRAYエアコンに警告が表示されてからで良いようです。
おにくさんのコメントです。
不凍液は,毎年補充するようなものではないと説明されたと思います。
エラーが出てからで問題ないはずですよ。
あかりぼんさんのコメントです。
補充液は、連動しているエアコンがエラーになった時だけでよいです。
液体なので、多少、蒸発していく事があるので、その場合、液が減ると 床暖房が機能しません。
不凍液が不足して床暖房が止まっても、高気密高断熱の家なら急に冷えることはありません。そのため警告が表示されてからでも十分に間に合うのだと思います。
不凍液の点検なんて必要ない?
警告が表示されてからでいいなら点検は必要ない!と思いましたが、昨年の大雪が脳裏に浮かびました。

写真のような状態のときに運悪く大雪の日に警告ランプが点灯したら…
室外機にたどり着くだけでも一苦労です。
ましてや補充液を入れるなんて想像もできません。そんなことしてたら雪だるまになってしまうかもしれません。それはないか…
備えあれば憂いなしです。点検だけなら時間にして10分もかかりません。
我が家では今後も毎年シーズン前の点検を実施したいと思います。
補充用不凍液の価格は?
一条工務店から引き渡しのときに補充用不凍液が一つ渡されます。これを使い切ったら当たり前ですが購入する必要があります。そのときは一条工務店のサポートセンターから購入できます。

10kgで3,780円。高いのか安いのか判断がつきません。現時点では補充用の不凍液を使い切るイメージが全く湧きませんので、当面は心配する必要はなさそうです。
全館床暖房の不凍液は10年を目安に全交換!?
全館床暖房のヘッダーボックスの裏に気になる注意書きがありました。

10年を目安に全入れ替え!?
入れ替えに必要な不凍液って何kg?
全入れ替えだと業者さんの作業になりますよね?作業料と補充液の費用を合わせると、総額でいくらになるでしょうか??
疑問と不安が尽きません…
10年後が心配です。
不凍液の保管場所(備忘録も兼ねて)
我が家の保管場所は床下点検口の真下です。

以前は物置に入れていたのですが夏場の保管状態の悪さが気になり、紅々金魚さんの記事を参考に床下に移動させました。
この保管場所はオススメです。
おわりに
そろそろ床暖房の電源を入れたいと思うのですが妻の許可がおりません。
「寒いなら服を着て!床暖房を付けるのは半袖短パン暮らしをやめてからだ!」だそうです…
今年の冬も半袖とステテコで、身軽にぬくぬく生活をしたいのですが。
ではでは。