全館床暖房には「24時間どの部屋も暖かい」というメリットがあります。いつ帰宅しても暖かいってのは幸せです。(詳しくは「次も絶対に「全館床暖房の家」を建てたいと思う3つの理由」を参照)
24時間暖かい?それなら長期で外出するときはどうするの?
1か月くらいの期間であれば迷わず電源を切ります。しかし、3~4日間程度の外出だと悩んでしまいます。
消費電力と暖かさを天秤にかける

今年のお正月は田舎で過ごしました。
1,2日の外出であればそのまま出掛けますが今回は4泊5日の外出でした。正直なところ悩みました。
全館床暖房のデメリットのひとつに「すぐに暖かくならない」というものがあります。田舎から帰宅して数日間も寒い思いをするのは切ないです。けど、電気料金も気になる…。
消費電力と暖かさ、どちらを優先するか、それとも中間をとるか、天秤にかける必要があります。
今回は中間を狙うことにしました。
外出期間中は室温が冷え切らない程度に床暖房を低設定で維持して、帰宅後に高設定にして一気に元の状態に戻す作戦です。
全館床暖房の設定温度
普段は室温が23度になるように床暖房の設定を維持しています。(昨シーズンは半袖短パンで過ごせるように25,6度を目安にしていたのですが…)
外出前の設定温度
モード | 設定温度 |
---|---|
通常(17:30〜7:00) | 32度 |
セーブ(7:00〜17:30) | 28度 |
外出中
モード | 設定温度 |
---|---|
通常(設定なし) | 使用しない |
セーブ(24時間) | 26度 |
帰宅後1時間の設定温度
モード | 設定温度 |
---|---|
通常(帰宅後1時間) | 32度 |
セーブ(設定なし) | 使用しない |
年末年始の消費電力状況
日別の気温と消費電力のグラフです。

外出中(12/29~1/1)は極端に気温が低かったにも関わらず、消費電力を半分近くまで落とせました。設定温度26度で、ここまで効果があるとは予想していませんでした。
時間別の平均消費電力はどうなっているでしょうか。
普段(12/25~12/28)の時間別消費電力

外出中(12/29~1/1)の時間別消費電力
夜間の消費が目に見えて下がっています。なぜか23時に消費電力がギュインと上がっています。エコキュートは外出モードに設定してあるんですけど…

帰宅した日(1/2)の時間別消費電力
15時に帰宅して床暖房の設定温度を高くしたのが丸わかりです。

長期外出から帰宅したときの室温はどうだったのか?

帰宅直後の室温は19度でした。
20度を下回ると肌寒さを感じます。湿度も20%と低いので余計に寒く感じたのかもしれません。
帰宅してすぐに床暖房の設定温度を32度に上げました。およそ一時間で普段の室温である23度に戻ったのを確認して普段の設定に戻しました。先程紹介した帰宅後のグラフで、消費電力が16時に一旦ガクッと落ちたのは、セーブ運転に切り替わったためです。
室温26度で一定大作戦は、意外と良い結果を出すことができたようです。
深夜電力を上手く使えば…

今回は消費電力の抑えることばかり頭にありました。次回は電気料金も考慮したいと思います。深夜電力を上手に使えば、消費電力が多少増えても電気料金を安くできるかもしれません。
極端な話、電気料金の高い昼間は床暖房をOFF、電気料金の安い深夜に一気に家を暖める。そして外出先からは朝の早い時間に帰宅する。
来年になるかもしれませんが、試してみたいと思います!
全館床暖房の家と長期外出の相性は決して良いとは言えませんが、工夫次第では気にならない程度にはなるはずです。
今年、実家に帰省して感じた「普通の家と一条工務店の家の違い」については下記の記事にまとめてあります。一条工務店で検討中の方はぜひどうぞ!

ではでは。