火災保険

火災保険を抑えたい方へ!約定付保割合の調整で保険料の安くする方法

いきなりですが、約定付保割合を下げることで保険料を抑えることができます。

約定付保割合を設定することで、擬似的に建物評価額(保険金額)を下げられます。建物評価額が下がれば、おのずと保険料を抑えることになります。今回紹介する方法は「少しでも保険料を抑えられないか」と、火災保険の代理店に相談したときに教えてもらいました。

約定付保割合って何?

火災保険で使う言葉って何で難しいのでしょうかね。

「やくじょうふほわりあい」と読みます。「約定付保割合」と言われても言葉から意味が連想しづらいです。

ざっくり言うと、「建物評価額にかける保険の割合」のことです。

最近の火災保険は、新価による契約が主流です。新価での契約では約定付保割合を設定します。約定付保割合を変更しない状態を100%とします。そこから90%、80%、70%というように10%単位で下げられます。

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例えば、建物評価額(保険金額)が3000万円だとして約定割合を80%に設定しますと、実質2400万円分の保険を掛けていることになります。

保険会社によっては「約定付保割合」がないことも

東京海上日動、あいおいニッセイ同和損保、三井住友海上などでは、保険の支払いは価格協定方式を採用しており、約定付保割合の設定があります。

損保ジャパン日本興亜では、契約時に新価以下で補償金額を決める価格評価済み方式となっています。そのため約定付保割合という言葉はありません。

割合で指定するか、金額で指定するかの違いで大きな差はないです。

約定付保割合は実損てん補

約定付保割合は、実損害がそのまま填補できる契約のことを指します。

例えば保険金額が、3000万円で約定付保割合を80%に設定すると実質の保険金額は2,400万円になります。

住宅が半焼してしまい損害が1500万円だったとき、保険金の上限は2400万円ですので実損分である1500万円が保険金として支払われます。

昔は比例てん補が一般的でした…

昔は時価契約が主流であったこともあり、約定割合の支払い方式は比例てん舗が一般的だったようです。比例てん補とは保険金額だけでなく損害額も約定割合に比例して補償することです。

例えば保険金額が3000万円で約定割合を80%に設定すると、実質の保険金額は2400万円になります。

住宅が半焼してしまい損害が1,500万円だったとき、損害額も約定割合に比例するため、損害額は1,200万円(1,500万円の80%)が保険金として支払われます。そのため住宅の復旧工事をするには、差額の300万円を手出しする必要があります。

ちなみに全焼のときは損害額は約定割合で比例されません。全焼してしまったときは2,400万円が支払われます。

約定付保割合の支払い方式は確認しよう!

約定付保割合の設定を検討されている方は、念のため「実損てん補なのか」、「比例てん補なのか」をしっかり確認しておきましょう!

万が一のときに備えて、少しでも不安を取り除いておきたいものです。

知識がゼロの状態で、保険会社の窓口に電話で問い合わせはつらかったです。

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約定付保割合を下げることで、保険料(掛け金)はどのくらい安くなるのか?

保険金額3000万円、契約期間30年、約定付保割合を90%での見積もりの効果は、1万円には届かない金額でした。

「えっ!?それだけ?」って思う方、「家づくり終盤でのこの金額は大きい!」と思う方がいると思います。約定付保割合の設定で節約できた金額についてどう思うかは、リスクの考え方やその時の家計によって価値が変わってくるはずなので仕方のないことです。

我が家の決断は…

私の印象としては、正直下がり幅が小さいと思いました。よくよく考えてみると、本来ならまとめ売りしている商品をばら売りにしてもらっているから仕方のないことです。1本1000円の商品を10本なら8000円で売っていたとします。8本だけ欲しいからと言って6400円で買えてしまうと、10本まとめて買った人が損するからです。

最終的に、我が家では、削減できる保険料(掛け金)に対してリスクが割に合わないと判断して、約定付保割合は100%のままとしました。

夫婦揃って心配性なので、どうしても保険貧乏になってしまいます。リスクと上手に付き合えるようになりたいです。

ではでは。

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