一条工務店のi-Smartの和室の入口は、写真のように木の枠で囲われています。その木の枠のおかげで、スマートハウスの中にあっても和室っぽさを演出してくれます。お気に入りの部分だったのですが、スイッチの設置場所を間違えると、少しだけ使いづらくなるので注意が必要です。
和室の照明スイッチの実際の画像
冒頭でも触れた和室の入口の木の枠はこちらです。これはi-Smartの標準仕様で、スマートハウスの雰囲気を壊すことなく和室感を演出します。

問題の照明スイッチの写真はこちらです。木の枠は意外にも奥行きがあります。そのおかげで和室感がでています。

別の角度から捉えた照明スイッチの写真はこちらです。木の枠から照明スイッチまでは、段差が3cm程度あります。

ここまでに写真で紹介した「枠の奥行き」と「壁との段差」が合わさることで、スイッチを押しづらくなっています。スイッチの押しづらさが伝わる写真はこちらです。

和室の外側から照明スイッチを押すには、手首を相当曲げる必要があって押しづらいです。和室の中に入ってからスイッチを押せば問題はありませんが、慣れるまでは押しづらかったです。
慣れてしまえば問題ないのですが、慣れたとしても和室は別です。というのも来客者に泊まってもらう部屋でもあるので、照明スイッチが押しづらいのは家主として嫌なのです。(小さなプライド?)

お勧めできない和室の照明スイッチの設置パターンは…
下図のような図面になっています。正直、図面からでは今回紹介した問題は想像も付きませんでした。

照明スイッチの押しづらいパターンを整理すると、「木の枠の延長線上にある壁に設置したスイッチ」が該当します。

心当たりのある方は、今一度、電気図面を確認してください。
どうすれば、スイッチは押しやすくなるのか?
解決する方法は2つです。
1つ目は設置する壁を変えること
わが家の場合は、設置する壁を変えるのが一番の対策だったと思います。具体的に「どの壁に移動するのか?」というと、木の枠に対して垂直になる壁に移動させます。
言葉では分かりづらいので手書きの図を作ってみました。左側が照明スイッチを「平行になる壁」に設置した例で、右側が照明スイッチを「垂直になる壁」に設置した例です。

木の枠の奥行きが違うだけなのですが、たったこれだけでスイッチの押しやすさが格段に変わります。
2つ目はスイッチを奥にずらすこと
開き戸、引き戸など間取りによっては、照明スイッチの壁を変更が難しい場合もあります。その場合は、照明スイッチの位置を45センチ奥側にずらせば押しづらいことはないと思います。
しかし、和室の中から照明スイッチをみたとき、見た目が少し心配ですが…
押しやすくなるギリギリの位置に移動できれば良いのですが、スイッチを設置できる柱の都合上、45センチ間隔でしか移動できないようです。位置に関しては、もしかしたら設計士さんに相談すると解決できるかもしれません。
おわりに
上棟後に現場を確認しだすと、間取りの問題点がちらほら見えてくるはずです。また実際に住み始めると、なおさらです。しかし、図面から全てを想像することは、私たち素人だけでなくプロの設計士さんも困難なようです。
間取り検討中に参加した現場見学会では、階段の照明スイッチがとんでもない場所に設置されていた施工を目撃しました。

偶然、私が気付いて営業さんに「これ大丈夫ですか?」と伝えたところ、苦笑いしてました…
実際に住む施主にとっては苦笑いでは済まされませんよね。
ではでは。