建具

床とドアの色を同じ色にするのは少数派? デメリットとその対策

建具の色を決めるのは大変です。

建具の色は家の印象を大きく左右する要素です。わが家も最後の最後まで決まりませんでした。中でも悩んだのが、床の色と戸の色の組み合わせです。展示場でサンプルの建具の切れ端を何度も並べて検討しました。

この記事では、わが家の一番悩んだ「床と戸の色の組み合わせ」の話になります。最後は家具の色の話までどうぞお付き合いください。

床とドアは同じ色を選ぶ人は少ない

一条工務店の担当営業さんから聞いた話ですが、展示場やモデルハウスの施工は、床とドアの色が違うことが多いそうです。そういった営業があるせいか、床とドアを同じ色を選ぶ人は少ないらしいです。

下のカタログの写真なんかは、床の色はビターウォールナット、それに対して、スリットスライダーの色を対照的な白を選んでいるため、キリッとアクセントが効いていて見栄えが良くて素敵です。

建具選びでは実物を見たという安心感は大きい

建具の色を選ぶ5つのポイント」でも取り上げましたが、建具の色で悩む施主は、実際に見た建具の色の組み合わせを選ぶ傾向が高いです。建具選びでは実物を見たという安心感は大きいですからね。

床とドアの色が同じ場合のデメリット

床とドア(戸)を同じ色を選んだときに考えられるデメリットは何か?、それは「のっぺり感」だと思います。

たとえば下の写真をご覧ください。床の色はライトウォールナット、戸の色は白で、ほぼ同色です。

床と戸だけに注目してください。どうしても「のっぺりした感じ」があります。しかし、ダイニングテーブルを視界にいれると、少し印象が変わりますよね。

大型家具の色をアクセントにして「のっぺり感」を解消

「のっぺり感」はデメリットどころか、自分好みの大型家具を購入する絶好のチャンスです!…なんて偉そうに話してますが、これはインテリアショップの店員の受け売りです。

「のっぺり感」はデメリットとかメリットといった話ではないのです。単に部屋のアクセントを建具でとるのか、大型家具でとるのかの違いだけです。

大型家具でアクセントを入れるのであれば、家具を買い替えることで部屋の印象を大きく変えることができます。備え付けの建具の買い替えは難しいですから、その点では大型家具でアクセントを入れるほうが、将来を考えると融通が効くのではないでしょうか。

色選びには「すでに存在する制約」にも注意が必要

家が完成したら、これから生活するために引っ越しのときに大型家具を搬入すると思います。キッチンにはダイニングテーブル、リビングにはソファ、テレビボードなど。

それらの家具の色は決まっていますか?

色はインテリアを決める重要なポイントです。新生活で使用する家具までイメージした上で、床や戸といった建具の色を決めたのであれば大丈夫ですが、曖昧な状態であれば注意が必要です。

以下は「センスがいいとほめられるインテリアのルール」という本からの引用です。

  • 色はインテリアを決める重要な要素
  • すでに存在する制約部分に目を向けて

家具の色選びにおいて「すでに存在する制約部分」はポイントです。

「すでに存在する」をどう捉えるか?

マイホームの購入を機会に家具を購入するなら、制約部分は「床や戸、クロスなどの建具」になりますが、今使用している家具を新居でも利用するのであれば、制約部分は「使用している家具」になります。

おわりに

最後になってしまいましたが、わが家は床と戸の色は同じ色を選びました。吹き抜け廊下のWeb内覧会をご覧いただければ写真が掲載されておりますので雰囲気が伝わるかと思います。

ちょっと誤算だったのが、壁紙が全面白色なので、床と戸が同色なのですがアクセントになったことです…、それで家具の色も自然とウォールナット系になりました(^_^;)

家具選びのポイントはは色だけでなくサイズもです。間取りを決めた後に家具を選んでしまうとサイズの問題で設置できない可能性もあります。そのため可能であれば、間取り検討中に家具も同時進行で選んでおきたいです。

ではでは。

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