2年くらい前から芝生が青々しなくて、お世辞にもきれいとはいえない状況が続いていました。それで「今年こそは!」と、少し真面目に芝生の管理を始めたのですが、思わぬ問題にぶち当たってしまいました。
その問題の原因は、庭に芝生を張るにあたって、外構工事で「土壌の入れ替え」をしなかったことでした。いまさらながら、外構工事での失敗を猛烈に後悔しています。
土壌が固くてエアレーションができない
大きな問題というのは、芝生のエアレーション作業が思うようにできないことです。
芝生の排水不良が原因でイシクラゲが大量発生しました。排水不良を改善しようとエアレーション作業を試みたところ、ローンスパイクの刃が地面に刺さらない場所が多く見つかり、エアレーションが満足にできませんでした。
エアレーションとは、特殊な器具を使用して芝生に穴をあける作業です。「排水不良の改善」や「根切りによる成長を促す」という効果があります。詳細は下記をご覧ください。
芝生のエアレーションに挑戦 その効果と適切な実施時期とは?【写真付き】
「ローンスパイクが刺さらない」という、エアレーションにとっては致命的な問題です。ローンスパイクが刺さらない原因は下記になります。
- そもそも地面が固すぎる
- 地中に砂利(石)が多い
ローンスパイクが刺さる場所を探しながらの、エアレーション作業になってしまいました。おかげで、精神的にも疲れてしまい、時間も体力も大きく消耗する事態に…。作業が終わった後は、疲れてすぐに寝ちゃいました。
ゆくゆくはローンパンチもやりたい!という計画は、脆くも崩れ去りました。
芝生を張るなら土壌を入れ替えたい
芝生の庭にする予定があるなら、地面の表層を最低でも10cmは入れ替えておくべきです。その際に使用する土も砂利ではなく、芝生に適した土を選びましょう。
「10cm」というのは、ローンスパイクの刃の部分の長さにります。下図の地面にある切り目は、ローンスパイクを刺すことによってできます。この深さがおよそ10cmなのです。

砂利の上に施工するケースもある
芝生は砂利混じりの土地でも普通に根付くため、外構業者さんによっては、そのまま何も言わずに施工することがあるようです。そういった地面だと、わが家のようにエアレーション作業ができない事態に陥るため、外構工事の設計段階でしっかりと指示するようにしましょう。
さいごに
外構工事は家づくりと違って、設計図よりも現場での判断が優先される雰囲気がありました。
そのため外構工事の設計段階で「土壌を入れ替える」となっていても、現場の作業員さんの判断で行われないこともあります。本当はあってはいけないことなのですが、私の判断ミスも相まって、わが家では現実に起こった外構工事の問題です。今でも外構工事中の判断を後悔しています。
これから外構工事で芝生を検討される方は、設計段階で必ず「土壌の入れ替え」を相談してください。また実際の工事でも、設計通りに施工されているかを見届けましょう。
土壌がしっかりしていると、芝生も青々とするはずですし、エアレーション作業もサクサク進んで楽しめると思います。
ではでは。